シフワリを使い始めたら、最初にやること——ルール登録のすゝめ
2026年9月17日 · シフワリ運営 · 約3分で読めます
組織を作った直後のシフワリは、正直に言うと、まだただの表です。検算もアドバイスもしてくれません。あなたの職場のルールを、まだ何も知らないからです。この記事は、使い始めた人向けの「何を、どの順番で登録するか」の案内です。全部やる必要はありません。順番だけ、参考にしてください。
最初の10分——4つの質問に答える
組織を作成すると、最初に勤務パターン(「二交替病棟」「三交替病棟」「小規模介護」「介護4区分」「病棟12時間2交替」「日勤のみ」)、1日に必要な人数、メンバー、QRコードの配布という4つの質問(案内)が出ます。まず勤務パターンは一番近いものを選んでください(ぴったりのものがなくても、あとから勤務区分を自由に足したり直したりできます)。勤務区分と基本ルール(人数・連勤・禁止パターンなど)の初期セットが入ります。あとから制約設定の画面でも、テンプレートの選び直しや数値の調整ができます。
初期値はあくまで出発点です。数値はあとからいくらでも調整できて、変えた値はその場で検算に反映されます。「まず器を置いて、運用しながら直す」で構いません。
勤務区分(日勤・夜勤・明けなど)の時刻も、このタイミングで実態に合わせておくと、あとでスタッフのカレンダーに正しい時刻で入ります。
メンバーはニックネームで登録して、QRを配る
メンバー登録で入力するのは表示名(ニックネーム)だけです。氏名は書かないでください。あだ名やイニシャルなど、職場の人が見て分かる呼び名で十分です。質問③では、夜勤に入る人とリーダー役の人のチェックも同じ行で付けられます。
登録すると一人ひとりにスタッフ用のQRコード(URL)が発行されます。印刷して配れば、その日から希望を集め始められます。ルールの整備が終わるのを待つ必要はありません。希望収集とルール登録は並行で進むのが正しい順番です。
ルールは3段階で足していく
テンプレートの初期セットを土台に、自分の職場向けに整えていきます。おすすめは重要度順に3段階です。
- 第1段・事故防止: 各勤務の人数、夜勤→日勤のような禁止パターン、連続勤務の上限。配ってから指摘される違反は、だいたいここです
- 第2段・質の担保: タグをまず2枚(「夜勤可」「リーダー可」など)作って、枠ごとの必須条件に。★は迷ったら全員同じ値で始めて、差が気になってきたら調整
- 第3段・機微への対応: 個別ルール(セット必須・同勤務NG)、回診日などの「対象」、曜日の傾向。必要になったときに、必要な分だけ
第1段だけでも、検算はもう働き始めます。全部を揃えてから使い始める必要はありません。
「遵守」と「考慮」を使い分ける
各ルールには「遵守」(赤・守らないといけない)と「考慮」(黄・できれば守りたい)の2段階があります。ここの使い分けが、長く使うコツです。
遵守にするのは、破ったら本当にまずいものだけ。人数の下限、資格のない人の夜勤、夜勤明けの日勤あたりです。それ以外は、まず考慮から始めてください。
迷ったら考慮です。運用してみて「これは絶対だな」と分かったものを遵守に昇格させるほうが、最初から全部を赤にするよりうまくいきます。
「言わせすぎない」が、長続きのコツ
最後に、作った側からの正直な助言です。ルールを登録しすぎると、勤務表が黄色だらけになります。警告だらけの画面は、警告がない画面と同じです。人は全部を無視するようになります。
検算に言わせるのは、毎月本当にチェックしていたことだけ。そして月に一度、鳴りっぱなしで無視しているルールがないかを見て、消すか考慮に下げる。ルールは増やすより、育てるものです。
登録したルールの一覧は、そのままあなたの「シフトの組み方」のドキュメントにもなります。いつか引き継ぐ日に効いてくるので、育てる価値はあります。