頭数は足りているのに、回らない夜勤ができる——★とタグでスキルミックスを検算する
2026年9月14日 · シフワリ運営 · 約2分で読めます
勤務表の人数欄は埋まっている。3人必要な夜勤に、ちゃんと3人いる。それでも当日、現場が回らないことがあります。3人全員が経験の浅いメンバーだったからです。人数だけを数えるチェックは、この事故を防げません。
「頭数」と「戦力」は別物
同じ「3人」でも、ベテランを含む3人と、入職1年目が並んだ3人はまったく別のシフトです。急変対応、判断、後輩のフォロー——夜勤帯に必要なのは人数ではなく、その組み合わせです。
さらに「量」とは別に「可否」の条件もあります。リーダー役ができる人が最低1人。夜勤に入れるのは所定の研修を終えた人だけ。こちらは足し算ではなく、できる人がその枠にいるかどうかの話です。
ベテランの管理者は、これを無意識にやっています。セルを埋めながら「この並びは薄いな」と感じ取る。問題は、その感覚が本人の頭の中にしかないことです。
★は「量」、タグは「可否」
シフワリでは、この感覚を2つの道具に分けて登録します。
- ★(1〜5)——戦力の量。頼れる度合いを5段階で
- タグ——資格や役割の可否。「リーダー可」「夜勤可」など、職場ごとに自由に作れます
★とタグは管理者だけが見るものです。スタッフ本人の画面には一切表示されません。画面で隠しているのではなく、スタッフ用のデータ取得の仕組みが★とタグを返さない作りです。評価に見えるものを本人に晒さずに、頭の中の「あの人は任せられる」をそっと数字にできます。
検算のルールにする
★とタグを登録したら、あとはルールを決めるだけです。
- 夜勤の枠は★の合計が◯以上(戦力の底を保証する)
- ★の低い人は◯人まで(新人が固まるのを防ぐ)
- 「リーダー可」を必ず1人以上(可否の保証)
- 「夜勤可」のタグがない人は夜勤に入れない(資格の保証)
ひとつ大事な点があります。★の合計だけをルールにすると、「★1が5人」と「★5が1人」が同じ扱いになってしまいます。合計は足りているのに、実態は新人の群れ。だから「合計の下限」と「低い★の人数上限」は、セットで設定するのがおすすめです。
ルールにしてしまえば、条件を割ったセルには検算で色が付きます。「この並び、薄くないか?」を毎回考える代わりに、薄いときだけ教えてもらえます。
正直な注意点
★を何段階でどう付けるかの「正解」は、ツール側にはありません。基準を決めるのは職場です。迷ったら、まず「独り立ちしているか」の2段階相当から始めて、必要になったら刻む、くらいで十分です。
そして★は評価ではなく、シフトを組むための道具です。人事評価に流用しはじめると、数字の意味が変わってしまいます。シフトのための数字は、シフトの中に閉じておくことをおすすめします。